概況
陸上は第一埠頭の周辺一帯、水中は浮桟橋から西100m、岸から10m位の範囲を重点に清掃を実施した。 陸上には釣り客が出したであろう弁当ガラや空き瓶、空き缶、仕掛けの外装袋等が散乱していて非常に残念な気持ちになった。 水中からはバイクや自転車、タイヤ等大きな物が次々と揚がり、その際ヘドロの悪臭が鼻についた。 そんな中参加してくれた学生達は、嫌な顔をすることなく率先してゴミの引揚げを手伝ってくれた。 10人掛かりでも重くて揚げられず、ユニックを使用することも度々あった。大きなゴミの中には小魚等が紛れており、 女子学生が見つけては海へ還してあげる姿が見られた。 暑い中集中して2時間清掃を行い、体力的には疲れたが、気分は清々しく達成感に満たされ、参加者も笑顔であった。
最後に、ダイバーの方よりお聞きした話が心に残った。「水中のゴミはヘドロに埋まっており、非常に見つけにくい。沢山沈んでいる中今回清掃できたのは港湾全体の1%にも満たないだろう。 普段潜る綺麗な海を知っている分、このような海が少しでもなくなってほしい。」
今回の清掃でどれだけ貢献できたかは分からないが、活動を続け広めていくことで環境美化の意識づけに繋がっていくことを期待したい。
- 作業日
- 平成26年9月27日(土)
- 天候
- 晴れ
- 作業場所
- 山口県 下松市下松第1埠頭
- 作業時間
- 9:15~12:00
- 主催
- 瀬戸内の海を美しくする会
- 共催
- (公財)日本釣振興会山口県支部、周南清港会、山口県釣り団体協議会
- 協力
- マリーナ・シーホース、アクア・ドルフィン、下松工業高校、下松中学校、魚心会、玉鶴船友会、下松市、周南港湾管理事務所
- 作業スタッフ
- ダイバー:11人/陸上手伝い:62人/監視船・搬送船:1人 合計:74人
回収ゴミ
飲料容器 | ペットボトル 30本 | 空き缶 30本 | 空きビン 15本 |
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合計75本 | |||
釣具 | リール | 竿 | 釣糸ボビン |
仕掛け外装袋 | |||
その他主なゴミ | タイヤ 10個 | バイク 2台 | 自転車 2台 |
エアコン室外機 1台 | ケーブルワイヤー(直径10cm×3m) 1本 | 金属棒 大小20本 | |
プラスチックケース 1個 | 木柱 2本 | 船底片等 | |
総重量 2,000キロ(大まかな重量) |