2023年3月25日NPO法人「京の川の恵みを活かす会」により、京都鴨川で天然アユの遡上を助ける仮設魚道設置作業が行われました。日釣振は毎年このプロジェクトを支援しています。
場所は京都市伏見区にある「今井堰」の(左岸)で、今回初めて魚道を設置する場所でした。
この日は、「京の川の恵みを活かす会」の竹門代表(京都大学防災研究所 准教授)とメンバーはじめ「京都・市・区」職員、「京淀川漁業協同組合」、施工業者の「北山クラフト」等から計15名の参加が有りました。
今井堰は鴨川を遡上するアユにとって最初の落差ですが、ここ数年堰の下流側の底がえぐられて水深が深くなり、以前に比べ落差が大きくなったことから遡上に失敗する例が多く見られるようになったとの事です。
今回新しく魚道を設置することで、新たにデザインした魚道の効果を確かめるとともに、現状より遡上アユを増やことを目的としています。
参加者は9時半に集合し、挨拶と魚道、作業手順の説明や竹門代表によるアユの遡上数の説明の後、10時前から作業を開始し、13時には終了しました。この魚道は11月には撤去されます。今後「京の川の恵みを活かす会」では丸太町落差工、三条落差工、四条落差工にも仮設設置の予定との事です。
この魚道設置にはつり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業の資金が使用されました。
事業紹介
魚道・産卵床