2022年10月5日、日本大学安田教授の指導のもと、岡山県倉敷市を流れる高梁川の倉敷大橋下付近で、アユの産卵場の設置作業を行いました。
1か所目は橋の約170m下流の左岸側で、瀬のようになっている場所。ここでは昨年多くの産卵が確認されたとの事。この瀬の上流側には重機の届く範囲でアユが産卵に好む小石(径1~4cm)を敷設しました。瀬の下流側はえぐられて深くなりすぎて産卵には適さなくなっているので、砂利を入れて適度に浅くし、小石の流失防止用に大きな石も適当な間隔で投入する作業を行いました。
2か所目は橋から30m程下流の左岸側。水辺から川中へ幅約20m長さ約15mの範囲に、産卵に適した小石を含んだ砂利を入れました。
昼食休憩後、今後の産卵状況確認のため水中カメラを2台設置し、13時半作業を終了しました。
今後岡山県水産研究所では、産卵場のカワウ防除のテグス張りや、産卵の計測を毎週実施していく予定との事。
この日の作業には岡山県農林水産総合センター水産研究所、高梁川漁業協同組合、岡山県内水面漁業協同組合連合会、岡山県農林水産部水産課、三宅建設株式会社から計9名が参加しました。
この産卵床設置には、つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業の資金が使われました。
事業紹介
魚道・産卵床