2022年3月15日、日本釣振興会とNPO法人「京の川の恵みを活かす会」協働により、京都鴨川で天然アユの遡上を助ける、仮設魚道設置作業が行われました。
場所は京都市中京区にある「荒神橋口落差工」の西岸(右岸)。この日は、「京の川の恵みを活かす会」の竹門代表(京都大学防災研究所 准教授)とメンバーはじめ「京都府・市」職員、「賀茂川漁協」、「エコ学区サポートセンター」、施工業者の「北山クラフト」等から計20名の参加が有りました。2020年、2021年3月にも鴨川で同じような仮設魚道を設置しており、仮設魚道設置は今年で3回目となります。
魚道は「木組み斜路式魚道」と呼ばれる杉の角材を使ったもので、長方形(縦1.3m、横3.8m、深さ1.1m)の木箱を作り、これを落差工に横向きに置き、流失防止用に土嚢を入れたもので、木箱の中には丸太をハの字型に取り付けた杉板の斜路を作り、アユはこの斜路を登って落差を越えることができます。
今後「京の川の恵みを活かす会」では丸太町落差工、三条落差工、に加え四条落差工にも同じような魚道を設置する予定です。なお、魚道は全て11月頃には撤去予定です。
今回の魚道設置には、つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業の資金が使用されました。
事業紹介
魚道・産卵床