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京都府3月17日・京都府京都府鴨川にアユ用仮設魚道を設置

日本釣振興会は2020年3月17日京都府鴨川で「NPO京の川の恵みを活かす会」「賀茂川漁協」「京都府職員」「北山クラフト」のメンバーら16名とアユの仮設魚道を設置しました。設置したのは京都府中京区の「荒神橋口落差工右岸」。まず設置場所への水の流入を少なくするため50個ほどの土嚢を作りましたが、川の中で砂利を採取し設置場所まで川の中を運ぶのはかなりの重労働でした。次に魚道を組み立てましたが、これは「木組み斜路式魚道」と呼ばれるもので、杉の角材を積み上げて長方形(縦1.3メートル、横3.8メートル、深さ1.1メートル)の木箱を作り、これを落差工に横向きに置き、流失防止用に土嚢を入れて固定しました。その後は水が木箱の中に流れ落ちる部分に、斜路を上がってきたアユが登りやすくなるよう石を積み上げて終了しました。こうして作業は3時間ほどかかり、16時過ぎに終了となりました。前日の16日にはすぐ下流にある「丸太町落差工右岸」にも同じような魚道を設置しました。「京の恵みを活かす会」は毎年魚道の設置を行ってきましたが補助金が減っており、今回はつり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業の資金を使用して2か所に魚道を設置しました。京の川の恵みを活かす会(代表 京都大学竹門教授)では今後上流の三条大橋付近の堰にも魚道を設置する計画で、過去の調査から大阪湾から鴨川へ遡上する天然アユを増やすには魚道の設置が大変有効であることが分かっており、放流に頼らないでアユの資源を増やすことが期待されています。なお設置された魚道は11月までには撤去する予定です。

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