(公財)日本釣振興会と串本ダイビング事業組合の共催によるアオリイカ産卵床設置作業が、平成28年4月12日、和歌山県串本町沖で行われました。
前日11日に、産卵床にする木の枝の伐採作業をしました。
作業には組合傘下の6社 7名が参加、午前9時に集合、伐採班と土嚢作成班に分かれて実施。軽トラ5台分の枝と土嚢(約20k入り30袋)を翌日出船する袋港に運び、11時過ぎに作業を終えました。
当日12日は午前9時に組合傘下10社 16名(ダイバー 12名、船長3名、船上スタッフ 1名)が集合、挨拶と打ち合わせの後、積み込み作業にかかりました。
今回は船3艘を使用、2艘にそれぞれ1か所分、1艘に2か所分計4か所分の木枝と土嚢を積み込み、それぞれの設置予定場所に向けて出港。
今年の場所は、3か所は昨年と同じダイビングスポット「住崎」、「備前」、串本海洋公園近くの「サンビラ」で、1か所は新しい場所「グラスワールド」というスポットに設置。
2か所担当の船は15分程で一つ目の設置場所「備前」に到着、現場は水深約20m、水温は18度前後、40分程で作業を終え次の設置場所「グラスワールド」へ向かいました。予定場所には5分程で到着。ここの水深は16~17m位との事。
この時までには他所での設置を終えたダイバーさんも合流して応援したので、作業時間は20分位と早く、11時15分頃には設置を完了しました。
昨年はたくさんの産卵、孵化が見られ大成功でしたが、今年も既にアオリイカの姿が見られたとのダイバーさんの話もあって、大いに期待しながら、11時半過ぎに解散となりました。
事業紹介
魚道・産卵床