令和5年4月12日 和歌山県串本町沖で、当会が支援し、串本ダイビング事業組合による、「アオリイカ産卵床設置作業」が行われました。
前日11日に、産卵床にする木枝の伐採と固定用の土嚢作成の作業が行われました。
作業には、組合傘下9社11名が参加、午後2時に集合し、軽トラ4車分の木枝(ウバメガシの3m程の枝)を伐採、翌日の出発港である袋港に運びました。
又 ビーチの砂を利用して、土嚢を作成(約20kg入りを40個)、午後4時半ごろ作業を終了しました。
当日12日は午前8時に、組合傘下9社11名(ダイバー9名、船長2名)が集合、挨拶と打ち合わせの後、木枝や土嚢、潜水機材等の積み込み作業にかかりましたが、この日は昼頃から風雨の予報もあり、急ぎの作業となりました。
用意された2艘の船の1艘には1か所分、もう1艘に2か所分を積み込み、ダイバーや報道陣も分乗して、それぞれの設置場所に向けて8時20分頃出発しました。
設置場所には10分程で到着、先にダイバーが潜って場所の確認をし、そこへ船から木枝と土嚢を投下、海底で木枝と土嚢をロープでしっかり固定して、設置作業を終えました。
(一か所約40分程度の作業時間)
今年の設置場所は昨年と同じく串本海中公園沖100m程にある「イスズミ」と潮岬沖200m程にある「備前」、「グラスワールド」と呼ばれる水深15~18mのダイビングスポット、3か所です。
設置場所の水温は16~17度程と例年より低い様でしたが、今年も多くの産卵を期待して午前11時過ぎに解散となりました。
この産卵床設置には「つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業」の資金が使用されました。