2022年4月19日 和歌山県串本町沖で、当会が支援し、串本ダイビング事業組合による、「アオリイカ産卵床設置作業」が行われました。
前日18日に、産卵床にする木枝の伐採と固定用の土嚢作成の作業が行われました。
作業には、組合傘下8社13名が参加、午前9時に集合し、軽トラ4台分の木枝(ウバメガシの3m程の枝)を伐採、翌日の出発港である袋港に運びました。
又 ビーチの砂を利用して、土嚢を作成(約20kg入りを32個)、午前11時ごろ作業を終了しました。
当日19日は午前8時に、組合傘下8社13名(ダイバー11名、船長2名)が集合、挨拶と打ち合わせの後、木枝や土嚢、潜水機材等の積み込み作業にかかりました。
用意された2艘の船の1艘には1か所分、もう1艘に2か所分の産卵床を積み込み、ダイバーも分乗して、それぞれの設置場所に向けて出発しました。
設置場所には15分程で到着、先にダイバーが1名潜って場所の確認をし、そこへ船から木枝と土嚢を投下、海底で木枝と土嚢をロープでしっかり固定して、設置作業を終えました。
今年の設置場所は昨年と同じく「イスズミ」「備前」「グラスワールド」と呼ばれる水深15~18mのダイビングスポット3か所で、昨年は産卵が確認されました。
設置場所の水温は19度程と例年並みで、今年も多くの産卵を期待しつつ午前11時頃解散となりました。
この産卵床設置には、つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業の資金が使用されました。
産卵床に寄ってきたアオリイカ。センターウェル中井様提供