数年前からシーズンになると数百隻のプレジャーボートが香川県沖のイイダコ釣り場に集まり、釣り人が使用するイイダコテンヤが漁業者の漁網に絡み怪我をするケースが発生していました。この問題について日釣振と香川県水産課で話し合いを続け、遊漁者に対する啓発活動等を実施してきましたが、今年は漁網を使用して海底清掃を実施いたしました。平成30年9月から10月にかけて、2隻の底びき網船による海底清掃を4回行い計42個のイイダコテンヤを回収しました。予想に反して少ない数でしたが、釣り場には漁網が定期的に仕掛けられていることから、すでに漁網にかかり回収されてしまったことも考えられます。来期については状況をみて、必要であればまた水中清掃を実施したいと考えています。
イイダコは近年資源が減少しています。小さなイイダコはリリースする、持ち帰りは必要最小限にする等資源保護に協力をお願いいたします。また船からのマダコ釣りは漁業調整規則で禁止されていますので、マダコが掛かった場合はその場で放流をしてください。