(公財)日本釣振興会ではブルーエコサポート、田子漁協、西伊豆マリン海の協力を得て平成28年5月8日(日)に田子港でアオリイカの産卵床の設置を行いました。
田子港での設置は今年で3年目となります。毎回設置前日には設置場所周辺の水中清掃を行っていますが、今年も前日の7日(土)にブルーエコサポートのボランティアダイバー17名による水中清掃を実施し、100㌔以上のゴミを揚げました。水中清掃後は車で20分程の山林に入り、所有者の許可を得て産卵床に使用する間伐材を10本ほど伐採させていただきました。
産卵床設置当日は産卵床を船で設置場所まで運び、ダイバー20名が2人1組となり10組の産卵床を海底まで沈め、あらかじめ海底に設置してあったロープに縛り付けました。このロープは麻のロープを使用しており、1年経つとボロボロになり分解してしまいますので、毎年新しいロープに交換しています。産卵床をロープに縛り付けた後は、産卵床が水中で倒れないよう産卵床の上部にペットボトルを結び、作業は約30分で完了しました。
昨年は多くのアオリイカが設置した産卵床を利用して産卵を行ったことが確認されています。昨年この産卵床で生まれたアオリイカを含め、今年もたくさんのアオリイカが産卵することを期待しています。
事業紹介
魚道・産卵床