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北海道3月16日・北海道シロザケの稚魚を確認しました。

石狩川支流忠別川ではシロザケの稚魚が産卵床から浮出して、群れで泳ぐ時期を迎えています。
忠別川が流れる旭川市周辺でシロザケの稚魚が群れで確認できるのは、過去の例から前期が3月下旬、後期が5月中旬の2つの時期で確認ができます。

昨年秋にシロザケが産卵行動を行っていた箇所を1月下旬から定期的に観察を行い、この場所では3月26日に稚魚が初めて確認できました。
冬期間、産卵周辺の川岸には積雪も無いことから、周辺より温度の高い湧水の場所であることが画像でも確認できると思います。
自然産卵後の成長は積算温度(日々の温度の積算)である程度把握できます。
具体的に、シロザケが受精卵から孵化する積算温度は約480℃です。
受精後に水温8℃で育った場合に60日で孵化する計算です(8℃×60日=480℃)。
稚魚まで成長するには積算温度は約960℃なので、水温8℃の環境では産卵受精後120日、孵化後約60日が目安です。
冬期間に産卵床周辺に積雪が無ければ湧水の暖かい場所であると推測でき、産卵床内部の温度を計測できれば、産卵床から稚魚が泳ぎ出す時期もある程度推測できます。

稚魚が確認できるのは、いつから、いつまでといった観察をしており、この時期の稚魚の体長は約3.5㎝ですが、6月には約6㎝の稚魚も確認できます。

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