日時 平成27年5月12日
場所 石狩川水系忠別川(旭川市)
人数 11名
サクラマス及びシロザケの産卵床が、産卵後に行われた河川工事(導水管設置工事)による土砂で埋まってしまい、産卵床内部で成長した稚魚が産卵床から泳ぎ出られない状況となりました。そのため人力にて産卵床を避けた下流部の川底を掘り下げて水の流れを作り、その水の流れによって産卵床を埋めている土砂及び産卵床を崩し稚魚が自力で泳ぎ出るよう作業を行いました。作業によって、サクラマス稚魚の死骸と生魚が確認されました。
画像にあるタモ網の使用については、北海道知事より特別採補許可を得ました。(平成25年10月1日付け内水面第168号)
作業は、大雪と石狩の自然を守る会・あさひかわサケの会・忠別川の自然と親しむ会・オサラッペこうもり研究所、日釣振北海道地区支部の計5団体で行いました。
この作業報告によって、北海道開発局(旭川開発建設部)でも5月22日に同様の作業を重機で行うことになりました。
① 2014年10月26日に撮影・産卵時期の写真(サクラマス及びシロザケの産卵床の記録)
② 2015年5月12日に撮影・作業時撮影・土砂が水面に溜まっているのが判ると思う。
③ 2015年5月12日に撮影・作業時撮影
④ 2015年5月12日に撮影・産卵床下流の川底の掘り下げ後にタモ網を設置して崩れる産卵床から流れ出る稚魚を捕獲した写真。
⑤ ④同上
⑥ 2015年5月12日に撮影・ 捕獲した稚魚(即再放流)
⑦ 2015年5月22日に撮影・ 5月12日の報告を基に北海道開発局でも重機による同様の作業を行った写真