【資料】2014年環境省及び有識者による「淡水魚保全の為の検討会」議事録抜粋

【抜粋】
座長が「提言が水田の生態系も対象としている事を考えると鳥も含まれる。魚が増えることでサギなどの鳥が来る。そのことが米の付加価値を上げる。淡水魚を中心とした提言であるものの、鳥との関係をどこかで言及しても良いのではないか。水田の水質についてだが、農薬を入れないと爆発的に魚が増える。水田は浅くて暖かいからである。昔は佃煮にした。農薬については、どこかに書いておくべきではないか。農薬をやめるという言い方ではなく、減農薬や無農薬にした場合、生態系に効果があるというニュアンスでどこかに書く必要があるのではないかと思う。それが生態系をよくすることになり、地域も活性化し、それがツーリズムの資源となる。また、また、生態系を豊かにする事で地域が活性化する事ももう少し付け足しても良いと思う。魚を中核にしながらも、鳥を含めて自然全体の豊かさが広がり、地域の活性化につながっていくという事を書いても良いと思う。小山市の渡良瀬遊水地では、実際に水田の魚を佃煮として利用している。ふれあいの場については、都会の人達が来て遊べる雰囲気になると良い。」
座長からの発言であったにも関わらず、最終提言の中には、農薬が淡水魚の生息に大きな影響を及ぼしている事等が全く入れられていません。